除霊・浄霊する方法・効果

人間に悪い影響を与える霊を取り除くことを「除霊(じょれい)」といいます。この除霊と響きが似た「浄霊(じょうれい)」という言葉もありますが、この言葉の意味をご存じでしょうか?響きが似ているので、これらの言葉を混同している人はたくさんいます。この記事では、除霊や浄霊についてご説明するとともに、霊に関するお話をしていきたいと思います。

除霊と浄霊の違いとは

除霊

冒頭で触れたように、悪霊を取り除くことを除霊といいます。では、浄霊とはどういう意味なのでしょうか?浄霊とは、お祓いなどにより除霊した霊を正しい居場所へと導いてあげる行為のことです。

除霊は、原因のわからない体の不調や心の病、よくないことが続くなどの「霊障」の原因となっている霊を、半ば無理矢理、人間から引き離す行為です。霊障の影響が大きいと、それこそ重大な結果に繋がることもあるので、このような場合は除霊を行わなければなりません。

その霊を、清めてから本来落ち着いているべき場所に導く行為が浄霊です。

霊にはたくさんの種類があります。しかし、なんらかの理由で、本来落ち着いているべき場所に落ち着くことができず、人に取り憑いてしまうことがあります。

亡くなられた状況によっては、現世に未練があり、本来行くべき場所がわかっているのに、行けない霊もあります。その未練の気持ちにより人を頼ろうとするあまり、人に取り憑いてしまうのです。

神主さんや霊能者といった人の中には、霊と交信することにより、霊がなぜ、現世にとどまらなければならないのかを探り、その理由を探し、霊が持つ問題を解決し、浄化することで本来いるべき場所である展開へと導きます。こうすることで、霊に取り憑かれた人だけではなく、霊そのものを救うことができます。

人間に取り憑く霊は、人間に悪い影響を与える霊(低級霊)だけではありませんが、やはり霊障を引き起こすような霊の場合は、放っておいてもなかなか改善は望めないため、時には強い姿勢で対応する必要があります。

除霊・浄霊する効果

除霊

除霊・浄霊することで、霊に取り憑かれていた人には、ポジティブな効果が生まれます。

体調不良の改善

医師に診断を受けても原因がまったく特定できない体調不良。除霊・浄霊を行うことで霊の影響を取り除き、体調が改善します。休みをとって旅行に出かけ、リラックスしてみても体の状態に変化が見られないなどの場合も、霊が影響している可能性があります。このような場合も霊能者や占い師に相談すると、何か対処法が見えてくるかもしれません。

睡眠の質の改善

霊に取り憑かれると、心にも体にもストレスがかかった状態が続きます。このような張り詰めた状態が続くと、なかなか寝つくことができません。除霊・浄霊を行うことで、質のよい眠りを取り戻せる可能性があります。

ポジティブ思考への改善

霊に取り憑かれると、心身ともに不調な状態になるため、思考もネガティブな方向へと向かいがちになります。悪例は、言ってみればネガティブなエネルギーのかたまりですから、それが人の考え方や性格をもネガティブな方向へと持っていってしまうのです。除霊・浄霊を行うと、今までのネガティブなエネルギーの影響から解き放たれ、何事にもポジティブになれます。

依存症の改善

世の中にはさまざまな依存症に悩む人がいます。アルコール、ニコチン、違法薬物など、数え上げればキリがありません。中には、霊の影響によりなんらかの依存に陥る人もいます。依存症は立派な病気ではありますが、時に原因がわからず、また、治療の効果も見られないこともあるので、そのような際は、霊能者と話してみるのもひとつのアイデアです。

ラップ現象の解消

ラップ現象をご存じでしょうか?ラップ現象は、誰もいないはずなのに、どこからかラップ音が聞こえてくる現象です。ラップ現象は、新築の家などで物理的に起こることもあります。しかし、はっきりした理由もないのに、このラップ音が聞こえてくる状態は、本人に原因があるのですが、霊によるものという考え方もあります。よく知られている「ポルターガイスト」は、このラップ現象のひとつなのではないかと考えて、研究している人もいるそうです。
原因のわからないラップ現象が継続するようなら、霊が原因になっているのかも知れないので、その際は霊能者と話してみてもいいでしょう。

セルフで除霊・浄霊する方法やアイテムは?

除霊

「体調不良が長引く」
「不幸が続く」

体調不良なら、通院することで治る可能性はありますが、不幸の連鎖を病院で断ち切ることはできません。霊による霊障の可能性があるなら、まずは自ら除霊・浄霊はできないものかと考える人もいらっしゃると思います。

ただ、セルフで除霊する方法はありません。しかし、「除霊のようなもの」ならセルフでもできます。あくまで気持ち程度ですが、それでも少しは前向きな気持ちになれるかもしれません。

音叉

クリスタルでできた音叉には、あらゆる負の波動を浄化する効果があるといわれています。

パワーストーン

パワーストーンの中では、音叉と同じクリスタルが、浄霊に向いていると考えられています。クリスタルは、非常に強いパワーを持つため、誤った使い方をしてしまうと、逆効果になる場合があります。それというのもクリスタルは、魔術などに使われてきた歴史があるからです。水晶を肌身離さず持っていると、浄化が必要な霊が取り憑いてしまうことがあるので、慎重に取り扱うことを心がけましょう。

ヒーリングミュージック

ヒーリングミュージックは、ネット上にも多数公開されているので、視聴してみるといいでしょう。

酒風呂

霊能者も行っているほど、酒風呂には心身を清める効果があります。地鎮祭のときにもお酒を撒きますが、お酒にはネガティブな波動を排除する働きがあるといわれています。

お香や香水

お香や香水などの香り物は、昔からネガティブな波動を寄せつけないと考えられています。除霊用と称する香水も販売されているので、一度試してみてはいかがでしょうか?

霊能者が行う除霊・浄霊の方法とは

除霊

霊能者は、その言葉どおり、霊能力を持つ人です。霊能者は、除霊・浄霊を行う際、言葉を唱えるだけではなく、その霊能力を駆使して除霊・浄霊を行います。

本来、存在すべきところに存在せず、人に取り憑いて悪影響を与えていることが、霊障の問題点です。本来、霊が存在すべきところは神様や仏様の世界なので、霊能者が行う除霊・浄霊でも神様や仏様に頼る部分はあります。

霊能者は、人に取り憑いた霊を除霊する際、霊と言葉を交わすように、お経や祝詞(のりと)を唱え、霊を慰めます。また、自身が持つ波動も除霊の際に用いています。

まとめ

除霊

除霊と浄霊、そして霊に関するさまざまなお話をしてきました。

除霊と浄霊は、似たような言葉ではありますが、霊を祓うという目的では一致しますが、やることは異なります。除霊は、多くの場合、半ば霊を強制的に取り除きます。浄霊の場合は、霊を慰め、説得するというイメージでしょうか。

除霊や浄霊という行為は、霊に取り憑かれた人を救うことに主眼が置かれがちですが、実は霊も救うために行っています。一般的に除霊は波動の強い霊能者でないと行えないとされています。もちろん、原因のわからない病気や不幸の連続が、霊の影響ではない可能性もあるので、とにかく不安を感じている方は、霊能者への相談も選択肢に入れてみるといいでしょう。